フレクトのクラウドblog re:newal

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MuleSoft:Anypoint PlatformのAnypoint Monitoringで何ができるの??

みなさまこんにちは、CI事業部の釜谷です。

フレクトでは、2020年度からMuleSoftに注力しています。
MuleSoftに興味のあるそこの貴方!是非フレクトにご相談ください!!

今回は、以前紹介したAnypoint Platformの機能の1つ「Anypoint Monitoring」について、紹介したいと思います。 docs.mulesoft.com

Anypoint Monitoringでは、主に以下の機能が利用できます。

ダッシュボード

アプリケーション(API群)のパフォーマンスが監視できます。

ダッシュボード | MuleSoft Documentation

https://docs.mulesoft.com/jp/monitoring/_images/dashboard-built-in.png

ダッシュボードには、標準搭載の組み込みダッシュボードとカスタマイズができるダッシュボードの2つがあります。

ダッシュボードでは、以下のメトリクスの監視が行えます。

  • インバウンド:エンドポイント別平均要求数、平均応答数など
  • JVM:CPU使用率、メモリ使用量など
  • アウトバウンド:エンドポイント別平均要求数、平均応答数など

※詳細は、ダッシュボード設定リファレンス | MuleSoft Documentationを参照ください。

イベント駆動アラート

アプリケーションが期待通りに動作していない時や定義した閾値を超えた時に、アラート(メール送信)が発行できます。
アラート | MuleSoft Documentation

https://docs.mulesoft.com/jp/monitoring/_images/basic-alerts-config.png

アラートには、サーバまたはアプリケーションのメトリクスに対する基本アラートとカスタムダッシュボード上のメトリクスに対する詳細アラートがあります。

ログ管理

Runtime Manager​ を使用したログの記録に加え、Anypoint Monitoring を使用してログファイルを集約し、ログの管理、検索、絞り込み、分析を行うことができます。 Anypoint Monitoring のログ | MuleSoft Documentation https://docs.mulesoft.com/jp/monitoring/_images/log-expanded.png

契約プラン

Anypoint Monitoringは契約プランにより、使用できる機能が異なります。

docs.mulesoft.com

次回は、Anypoint Visualizerについて、紹介したいと思います。

本記事で、少しでもMuleSoftに興味を持って頂けたら幸いです!

マルチプレイヤーゲーム実況システムをAmazon Chime SDK JSで作る。(Among Us Auto Mute)

こんにちは。研究開発室の岡田です。

オリンピックの開催が間近になりましたが、最近はデジタルの界隈でもe-sportsがにわかに注目を集め始めていますね。これを後押しするというわけでもありませんが、今回はAmazon Chime SDK JSを用いてマルチプレイヤーゲームの実況配信システムを作ってみたいと思います。特に今回は、公式がファン創作についてポリシーを明確にしてくれているAmong Usを題材にしてみようと思います(ref)。

具体的には下図のようなものを作ります。中央に各ユーザのゲーム画面が表示されています。この画面を観戦者には見えるようにして、プレイヤーには見えないようにします。また音声についても同様に状況に応じて自動的にミュート、ミュート解除を行います。Amazon Chime SDK JSのユニークな機能を活用して、これらができるように作り込んでいきたいと思います。 image

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MuleSoft:Anypoint PlatformのRuntime Managerで何ができるの??

みなさまこんにちは、CI事業部の釜谷です。

フレクトでは、2020年度からMuleSoftに注力しています。
MuleSoftに興味のあるそこの貴方!是非フレクトにご連絡ください!!

今回は、以前紹介したAnypoint Platformの機能の1つ「Runtime Manager」について、紹介したいと思います。 docs.mulesoft.com

Runtime Managerは、CloudHubにデプロイされたアプリケーションを管理するサービスです。

CloudHubとは?

CloudHubは、MuleSoftのサイトでは「Anypoint Platform™のPaaS(Platform as a Service)コンポーネントです。これは、APIと統合のための、グローバルでフルマネージド、マルチテナント、安全、高可用性のプラットフォームです。」と紹介されています。 docs.mulesoft.com

このCloudHubに対して、 Anypoint Studio(MuleSoftアプリケーション開発用IDE)で開発したアプリケーションをデプロイすることができます。デプロイすることで、インターネット経由によるアプリケーションの使用が可能になります。

Runtime Managerでできること

Runtime Managerでは、以下のことが行えます。

  • アプリケーションに以下の設定が行えます。

    • Worker(アプリケーション実行用インスタンス)数
    • vCore(Workerのヒープメモリとストレージ、CPU性能)サイズ
    • 静的IP
    • プロパティ など
      f:id:flect-kamatani:20210707083302p:plain
      Runtime Manager : 設定画面
  • CloudHubにVPC、DLB(専用ロードバランサー)、VPNが構築できます。

    f:id:flect-kamatani:20210707083516p:plain
    Runtime Manager : VPC設定
    f:id:flect-kamatani:20210707085007p:plain
    Runtime Manager : DLB設定

  • アプリケーションに対して、ログ監視ができます。

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    Runtime Manager : ログ監視

  • アプリケーションの停止、再起動、再デプロイができます。

  • アプリケーションに対して、以下の監視アラートの設定ができます。
    • リソース(CPU、メモリ)監視
    • 死活監視
    • エラーログ出力監視  など
      f:id:flect-kamatani:20210707082802p:plain
      Runtime Manager : アラート設定

次回は、Anypoint Monitoringについて、紹介したいと思います。 本記事で、少しでもMuleSoftに興味を持って頂けたら幸いです!

MuleSoft:Anypoint PlatformのAPI Managerで何ができるの??

みなさまこんにちは、CI事業部の釜谷です。

フレクトでは、2020年度からMuleSoftに注力しています。 MuleSoftに興味のあるそこの貴方!是非フレクトにお問い合わせください!!

今回は、以前紹介したAnypoint Platformの機能の1つ「API Manager」について、紹介したいと思います。 docs.mulesoft.com

API Manager
ポリシーとは?

認証(基本認証、 OAuth認証など)や流量制限、CORS、メッセージログなどの設定がAPIの実装を行わずに利用できます。 ポリシーには、デフォルトポリシー(MuleSoftで用意しているポリシー)とカスタムポリシー(利用者が作成できるポリシー)があります。 docs.mulesoft.com ポリシーの適用範囲として、「API Manageに紐づく全てのAPI」か「API Managerに紐づくAPI」の選択ができます。

次回は、Runtime Managerについて、紹介したいと思います。 本記事で、少しでもMuleSoftに興味を持って頂けたら幸いです!

港の在庫量を考慮した船舶の配送計画問題(Inventory Routing)を解く

こんにちは,研究開発室の福井です.

現在研究開発室においてオペレーションズ・リサーチ(OR)のビジネス活用について研究を行っております.OR の有名な問題として配送計画問題というものが存在しますが,海運における派生問題に Inventory Routing Problem (IRP)と呼ばれるものがあります.IRPでは,各港の在庫量に関する制約条件を守りつつ最適な船舶の航行計画を数理最適化により計画の出力を行います.本稿では,この IRP に関して解説を行いその後実際にモデリングをして例題を解いていきます.

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MuleSoft:Anypoint PlatformのAccess Managementで何ができるの??

みなさまこんにちは、CI事業部の釜谷です。

フレクトでは、2020年度からMuleSoftに注力しています。 MuleSoftに興味のあるそこの貴方!是非フレクトにお問い合わせください!!

今回は、以前紹介したAnypoint Platformの機能の1つ「Access Management」について、紹介したいと思います。 docs.mulesoft.com

Access Management

Anypoint アクセス管理を使用して、Anypoint Platformアカウントを作成したり、統合外部IDが設定できます。 組織内のアクセス権及び権限を設定し、アクセスレベルに基づいてユーザーとロールを管理できます。

例えば、以下のことができます。

  • 組織(ビジネスグループのルート)にビジネスグループの作成・管理ができます。
  • 組織、各ビジネスグループに対して、ユーザとロールの作成・管理ができます。
  • 組織、各ビジネスグループに対して、リソース(vCore、VPCロードバランサーなど)の割当ができます。
  • 組織、各ビジネスグループ内の環境(SANDBOX、PRODUCTIONなど)の作成ができます。

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Access Management - ビジネスグループ

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Access Management - アクセス管理

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Access Management - リソース割当
※画像は、https://docs.mulesoft.com/jp/access-management/のものを引用しています。

ビジネスグループとは?

アプリケーションや API などの Anypoint Platform リソースが含まれる自己完結型のリソースグループのことです。 以前紹介したAnypoint Exchangeのアセットや今後紹介するAPI ManagerやRuntime Managerは、ビジネスグループごとに独立します。 組織内で複数のビジネスグループが作成可能で、階層構造を持つことができます。 ビジネスグループごとに、アクセス管理やリソース管理が可能です。

次回は、API Managerについて、紹介したいと思います。 本記事で、少しでもMuleSoftに興味を持って頂けたら幸いです!

MuleSoft:Anypoint PlatformのAnypoint Exchangeで何ができるの??

みなさまこんにちは、CI事業部の釜谷です。

フレクトでは、2020年度からMuleSoftに注力しています。 MuleSoftに興味のあるそこの貴方!是非フレクトにお問い合わせください!!

今回は、以前紹介したAnypoint Platformの機能の1つ「Anypoint Exchange」について、紹介したいと思います。 docs.mulesoft.com

Exchange

MuleSoft上で公開中の社内外 API アセットの管理・検索・参照ができるポータル機能です。 例えば、以下のことができます。※SalesforceのAppExchangeと似ています。

  • Anypoint Design Center で作成したAPI仕様定義が公開できます。
  • コネクタ、template、API Gateway Policy等のアプリ関連資産が公開できます。
  • 公開中のアセットのバージョン管理ができます。
  • 公開されたAPIの動作確認(モックテスト)ができます。

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Anypoint Exchange - アセット一覧

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Anypoint Exchange - アセット(API

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Anypoint Exchange - API モックテスト

次回は、Access Managementについて、紹介したいと思います。

本記事で、少しでもMuleSoftに興味を持って頂けたら幸いです!