Agent Fabricでエージェント資産を管理

こんにちは。エンジニアの上田です。

各種サービスをエージェントから呼び出すため、MCPサーバやA2Aサーバとして各種サービスを公開していると、サーバ情報が散らばって管理しにくいと感じることはないでしょうか?

Agent Fabricを使えば構築する場所を問わず、あらゆるAIエージェントをカタログ化し、オーケストレーション、ガバナンス、監視を一元的に実現できます。

Agent Fabricは、企業内の様々なAIエージェントをMuleSoftの共通基盤上で一元的に管理・連携(オーケストレーション)させるプラットフォームです。

それでは、Agent Fabricを使って既存エージェントの管理と再利用を試してみます。

Mule Agent Registry

エージェントをExchangeへ登録できます

最近ExchangeにAgents & Toolsの項目が追加されており、選択すると既に登録済みのエージェントが表示されます。

これまでのAssetと同様にエージェントをExchangeに登録してカタログ化して再利用することができます。

A2Aの場合

Agent Cardを登録

MCPの場合

URLまたは、Schemaファイルを指定

では登録したAgent Fabricからリソースを再利用しましょう

Agent Fabirc Network

Agent Fabirc Networkとは、Agent、Broker、LLM、MCPサーバからなる連携グループであり、企業全体におけるエージェントプロセスを定義、検証、実行するための中央ハブとして機能します。

yaml定義を記述することで簡単にサービス一式を作成することができます。

リクエストはBrokerが受け、LLMを元に配下のAgent、MCPへ連携して処理を実施します。

GW(Ingress、Egress)ではPolicyを設定することで、処理前後に各種制御を行えます。

設定できるPolicyは以下を参照してください

Inbound Policies Directory | MuleSoft Documentation

Outbound Policies Directory | MuleSoft Documentation

Agent Gateway Networkを設定

※Managed Flex Gatewayが必要です。

コマンドパレットからMuleSoft: Set Up Agent Network Gateways.を選択し、ingress、egressの名前を指定して登録します

Agent Networkプロジェクト作成

Project Name、作成場所、Business Groupを選択してCreate Projectをクリックします

以下のファイルが作成されます。 - agent-network.yaml - exchange.json

agent-network.yaml

Agent Fabirc Networkの構成を設定します

exchange.json

依存関係、変数を定義します

登録したエージェントを指定

右クリック→Agent Network→Add Exchange Assets to Agent Network Project

Exchangeへ公開されているLLLM、Agent、MCP、Policyが表示されます

利用するAssetを選択するとexchange.jsonのdependenciesに反映されます。

agent-network.yamlを編集

以下の公式ドキュメントを参考にagent-network.yamlを編集します。

Agent Network Project File Reference | MuleSoft Documentation

ExchangeへPublish

右クリックしてPublish Agent Network Assetsを選択し、Asset Versionを指定してPublish

Runtime ManagerへDeploy

右クリックしてAgent Network→Deploy Agent Networkを選択

Runtime Managerを確認するとBrokerが起動しています

動作確認

A2A inspectorを使用してBrokerへ接続して、正しく動作するか確認します

Agent Fabirc Networkを使ってみた感想

Brokerの設定はinstructionsが重要:配下のAgentやMCPの制御はinstructionsで決まるため、丁寧に記述する必要があります。

気になった点

Broker内で利用しているA2A Connector のバージョンが古い(0.4.0-BETA):1.0.0以降、Agent Cardを直接記述する方式に変わったので、agent-network.yamlの設定方法も影響うけるかも?

設定できるPolicyに制限あり:yamlで指定できるのはInboundのみ、パラメータの例がドキュメントに記載されていない

エージェントのバージョン管理方法:REST APIと同様セマンテックバージョンだが実体サーバがMuleに限らないので差異が発生しそう Agent Scannerに期待

おわりに

以上、Agent Fabricを使って既存のMCP・A2Aサーバを登録・カタログ化し、Brokerから再利用する手順をご紹介しました。弊社としては引き続きキャッチアップしていきます。最後までお読みいただきありがとうございました。