みなさまこんにちは、CI事業部の釜谷です。
フレクトでは、2020年度からMuleSoftに注力しています。 MuleSoftに興味のあるそこの貴方!是非フレクトにお問い合わせください!!
今回は、MuleSoftでSalesforceと連携する方法を紹介してみたいと思います。
例えば、SalesforceのAccountオブジェクトのレコード情報を取得する場合、以下の作業を行います。
まず、MuleSoft開発に必要なAnypoint Studioを用意します。 docs.mulesoft.com
次に、Salesforceと連携するために、Salesforce Connectorを用意します。 MuleプロジェクトのMule PaletteにSalesforceを配置します。 Salesforceを配置すると、Package ExplorerにSalesforce Connectorがインポートされます。 docs.mulesoft.com
次に、Salesforceへの接続情報を設定するために、Salesforce ConnectorのSalesforce Configを使用します。 Salesforce Configに、以下を設定します。
- Usernameに、連携するSalesforceユーザーのID
- Passwordに、連携するSalesforceユーザーのパスワード
- Security tokeに、連携するSalesforceユーザーのセキュリティトークン
- authorization URLに、連携するSalesforce環境のURL
- 本番環境に接続する時は、https://login.salesforce.comを設定します。
- SandBox環境に接続する時は、https://test.salesforce.comを設定します。
Salesforce Configの設定ですが注意事項があります。 * 連携先のSalesforceでIP制限をかけている場合、Security tokeの設定は不要になります。その代わり、authorization URLの設定は、https://test.salesforce.com/services/Soap/u/49.0、などの工夫が必要になります。 * Muleプロジェクトの実行直後に、Salesforceとの接続確認を行うためTest Connectionが自動実行されます。接続失敗した場合は、設定内容などの対処を行います。
最後に、レコード情報を取得するため、Salesforce ConnectorのQueryコンポーネントを使用します。 このコンポーネントのSalesforce queryに、レコード取得用クエリーを記入します。 例えば、SELECT Name, LastModifiedDate, BillingPostalCode FROM Account、を記入します。
フロー起動用のListnerコンポーネントとSalesforce取得データをJSON形式に変換するTransform Messageコンポーネントを追加して完成したフローイメージは以下になります。
Salesforce ConfigとQueryコンポーネントを使用するだけで、Salesforceからレコード情報が取得できます! MuleSoftでのSalesforceの連携作業は、他システムの連携作業と比べて、とても簡単にできると思います。 Anypoint Studioは無料トライアルできるので、興味が沸いた方は是非お試しください!!